かたつむりが園庭にいる価値

先日NHKのニュースでカタツムリについて大変驚いた記事を読みました。

なんとカタツムリが、この先絶滅危惧種になるかもしれないと言うのです!

記事のリンクを載せましたので興味のある方はどうぞ。

www3.nhk.or.jp

理由を要約すると以下の通りです。

 

本来かたつむりは好きな場所があります。それは落ち葉の下や湿った場所です。

その場所が宅地開発や事業によって住宅地や道路に変わり、かたつむりが好んでいた場所が減ります。

環境意識の高まりから緑を町中に増やす活動が増えていますが、木々や草を植えてもその場所からいなくなったカタツムリはもう戻ってこないと言うのです。

何故か

タツムリは体から出す粘液を使って移動しますが、道路などで遮られていると、アスファルトで水分が奪われ移動がとても難しくなるのです。

住みやすい場所を求めて、移動する生き物がたくさんいますが、かたつむりにはそれができません。

そのような理由から、カタツムリの種類のうち、116種類が絶滅の危機になっているということでした。

 

さて、本園の園庭には、かたつむりがこの時期たくさん見られます。かたつむりの好む落ち葉や湿った場所があるからです。

 

この時期になると、子どもたちがカタツムリを見つけとても喜ぶ姿があります。

クラスの中にはカタツムリを実際に飼ってみて、カタツムリの生態や特性を学び、卵を産んで、赤ちゃんになるまで育てる事もあります。

タツムリは子どもたちにとってとても身近であり、比較的飼いやすく、子どもたちにたくさんの学びを与えてくれる生き物だと捉えていました。

 

この記事を読んで、園庭にカタツムリがいることの豊かさと幸せを感じました。

これからも子どもたちと一緒に生き物に触れながら、生命の尊さに気づいていく経験にしたいと思います。