うさぎ組のクリスマス会〜小さな子どもたちのあそびの過程〜

〜礼拝の様子~

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今週の土曜日はクリスマス会です。

うさぎ組の子どもたちにお家の人が見に来るよと

話をすると、嬉しそうにしています。

当日をうれしい・たのしい気持ちで迎えたいと思います。

 

うさぎ組はステージでお医者さんごっこをします。

 

普段から部屋でのお医者さんごっこを楽しんでいて、

コーナーを作るとすぐにやってきます。

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最初は、保育者とのやりとりを楽しんでいましたが、

遊びが広がり、近くにあったブロックの動物を

患者に見立て始めました。

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ぞうさんに包帯を巻いて治したり、

 

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「ねつはかります!」と体温計の玩具で測っています。

(*^-^*)

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「いっしょにしよー!」と

ここでは二人で助け合って包帯を巻こうとしていました。

「きりんさんどこがいたいの?」と聞くと、

「くびだよ!くびがいたいいたいなんだよ!」

としっかりしたイメージを持ちながら遊べている

ことに驚きました。

 

またまたその後、部屋の環境を少し変えると、

遊びにも変化が…!

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今度は子どもたち同士で役を決めながら

お医者さんごっこをやり始めました。

 

新たなアイテムとしてゴム手袋を出してみると…

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歯医者さんのイメージが出来たようで、

「はがいたいです…」

歯の治療が始まりました(*^-^*)

 

子どもたちのイメージを形にする力に驚きつつ、

子どもたちが自ら遊びを広げる姿を見て、

嬉しい気持ちになりました。

 

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「おくちをあけてくださ~い」

「にがくないですよ~」

話す言葉も面白いです。

 

でもやっぱり、

保育者とのやりとりが子どもたちは大好きです。

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赤いブロックをほっぺにあてて、

「ちがでました…。」

 

「いたそうですね…。ばんそうこうしますか?」

 

ばんそうこうします!」

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「治りました!」

「おだいじに〜」

 

保育者とやりとりがしたくて自分でケガを作って

医者役の保育者の所へきます。

 

「目が痛い」「転んで足が痛い」「おしりが痛い」

子どもたちが自分から身振りや言葉で

痛い所を教えてくれます。

 

クリスマス会当日はどんな所をけがして

保育者扮するねこのお医者さんの所に

来てくれるのか

楽しみにしたいと思います。

 

 

 

 



りす組のクリスマス会〜小さなこどもたちの遊びの過程〜

先日クリスマス会ごっこを2階ホールで行いました。

 

〜礼拝の様子~

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〜ステージでの様子~

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幼児部の子どもたちがたくさん見にきてくれて

チラチラと気にしながらも、拍手されるとなんだか

嬉しそうな表情の子供たちでした。

いつもお部屋で遊んでいるように

自由に楽しんでいる姿が印象的でした(*^-^*)

 

クリスマス会では、日常の遊びの中にある、

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イメージを持って遊ぶ姿や、

 

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友だちと同じ空間で遊ぶ姿…

 

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じっくりと自分のやりたい遊びをしている姿…

 

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保育者と関って遊ぶ姿…

 

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やってみたい!

 

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たのしい!

と感じている姿などなど…。

 

これまで培われてきた子どもたちの身体や心の育ちが

見えるステージになればと思っています。

 

 

 

ひよこ組のクリスマス会〜小さな子どもたちのあそびの過程〜

今週土曜日はクリスマス会です🎄

 

先日クリスマス会ごっこを2階ホールで行いました。

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〜礼拝の様子~

 いつもより静かな空間で賛美歌を歌ったり、お祈りをしました。

 

 

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〜各クラスの発表〜

幼児部の子どもたちもたくさん見にきてくれた中で

のびのびと遊び、楽しんでいました。

 

当日の発表は日常の遊びで子どもたちが

楽しいと感じているものをステージの上でやります(*^-^*)

 

子どもたちは普段の生活の中で、そして遊びの中で

たくさんのことを吸収しています。

 

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その中にはたくさんの『たのしい!』『やってみたい!』

が詰まっています。

 

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そして今はいろいろな物を目で見て、確かめて

自分のものにしようとしている時期です。

 

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まねっこだいすきなひよこ組の子供たち。

クリスマス会ではこれまでの育ちを喜び合えるように

子ども達と楽しく遊びたいと思います。

 



 

 

 

ママさんブラス☆ひかりおんがく隊 演奏会【ひかり☆フォレスト】

11月28日(木)新潟市に初雪が観測される寒い中、沢山の親子が演奏会に足を運んでくださいました。

昨年も好評だった演奏会🎵今年は幼児部のお友だちにも「コンサートに来ませんか?」と誘ったところ大喜び✨お遊戯室で一緒に聴きました。

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ドレミの歌が流れると子どもたちが歌いだしました。楽器紹介もして下さり、次から次へと大好きな曲が始まると心も体も踊りだし気持ちはどんどん盛り上がっていきます。

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手遊びママと一緒に生演奏の手遊び。なんて贅沢な時間なのでしょう😊

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小さな子どもも飽きさせないひかり☆フォレストの皆さん。後日談ですが「感動して涙が出たんです😢。」とお話されているお家の方もいました。涙の意味は一人一人違うと思いますが自身の感情が沸き上がったのでしょうね。 

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アンパンマンのお面をかぶって演奏すると更に子ども達は盛り上がり…。

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🌼パプリカの歌では、幼児部の皆が立って踊りだしていました🌼

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ピノキオハウス側の出入り口では、楽器を触らせてくれました。普通の演奏会では、できない体験ですよね🌟

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ひかり☆フォレストの皆さんが「子どもの泣き声も、途中退席もそれでいいんですよ💛」と言って下さりピノキオハウスの方達も安心して演奏を聴くことが出来ました。子を持つ親の目線に立って下さった演奏会は、大好評でした🎶

 

💖演奏会にいらして下さった方達、ひかり☆フォレストの皆さん、本当にありがとうございました。💖

 

ピノキオ通信 12・1月号

強い風と鼠色の空。新潟の冬がやってきました⛄。外に出るのが大変な季節ですが、どうぞピノキオハウスで暖まりおしゃべりをしにいらして下さい😊。

今月の通信は12月と1月2ヶ月一緒に掲載しています。

 

12月19日(木)10時半~こすもすどりいむの丸山マチ子先生が「おもちゃの選び方と遊び方」のお話をして下さいます。

 

クリスマスのプレゼント、お誕生日のプレゼント選びに迷っているお家の方のヒントとなるといいですね。こちらの講座は予約制で30組となっております。予約の申し込みはピノキオハウス迄おいで下さい。お電話での予約や代筆はご遠慮頂いております。

 

12月・1月号の通信は下記をクリックしてください。

https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/shisetsu/kosodate/tiikikosodate/pinokiohouse.files/pinokio1912.pdf

遊び込み育ち合うために必要な遊びの足跡

前回の続きです。

雨の日の遊びをきっかけとして遊びが発展した様子を園庭を担当していた保育者の記録から振り返りたいと思います。

 

ダム作りをしている年長組です。

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二つの水たまりをつなげて水を作りましたが、水が逆流してしまいます。

写真手前がダムです。

「水が戻るってことは坂になるってことじゃない?」と言う気づきから

「土を掘って坂を反対にしよう。」水路内の高低差を逆にしていきました。

土を掘っては様子を見る作業を繰り返し微調整していきます。

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高低差が逆になり水が流れ込みました。

 

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その後、流れを利用して色々な道を作り水路(子ども達は迷路と呼んでいました。)

を作っていきました。

 

そして次の日水曜日も迷路作りが続きます。もう水たまりはありませんでしたが、水をタンクに入れて流しています。

一度ほった堀を壁作りに再利用しながら、作っていき、堀が深くより水路のようになっています。

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そして橋をつくろうと言う一言で橋作りに発展しました。

板を置くだけでなく段差をなくすために泥をかけて、かけた泥を小さいスコップで慣らしていきます。

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「レンガにしたら強くなるね」と泥の中に小石を混ぜています。f:id:aisen-k:20191118144020j:plain





金曜日は木曜日に沢山降った雨の影響で水が水路に沢山入っていました。

水路から水が溢れていた為新しく水路を作ったり、水路の深さを調節しながら、水を流していきます。

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「迷路に水があると工事がしにくいから一度水を止めよう」

と水路に水留めを作り始め、様々な場所に水留めができていきます。

「ダムの方が低いから水が流れるんだ。」

「水の上の泡を見ると、水の動きがわかるね」と

考えたことや発見したこと友達同士で伝え合っています。

 

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こうして金曜日最後に出来上がったダムと迷路です。水路を作ると言うより、「迷路を作る」と言う方がワクワクしますね。

 

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この実践の記録を見ると子ども達の遊びのスケールの大きさに感動しました。

自然の恵みに魅了され、主体的に働きかけていくうちに、探究心が湧き出てきました。そしてどうしたら良いか思い巡らせ思考力を働かせています。

そして自分たちの気づいたことを伝え合いながら友達と一緒により良いものにしていくことの充実感も得られるでしょう。この実践には様々な学びがあります。

 

最後に伝えたいのは自然は多彩で折々に変化しますが、その自然との関わりを深めるためには、今までそこで何をしてきたのかと言う遊びの文化が必要と言うことです。

今回は偶然の中にも必然性がありました。

例えば今回のダムになった大きな水たまりの部分、そこは去年ビオトープ 作りをした年長さんの穴をあまり埋めずに残しておいた所です。

そして水路は、適度に柔らかく、そして崩れにくく、水が他の場所と比べてよくたまる山土で、これまでも遊びの中で色々な水路が出来上がっていました。

 

水路を作ったり大きな穴をほって水をためたりする等、これまで遊んできた子ども達の足跡が形を変えて遊び込む姿が生まれたのです。

鉄製のスコップを使いこなしていたことや、水の流れについての物理的な法則の気づき、塀の壁を硬くするための自分なりの工夫などもこれまでの経験と繋がっています。

今回の遊びの広がりと育ち合いはそれまでこの場所で繰り返されてきた沢山の遊びの歴史に支えられています。

 

この空間が持つ特性と熱心に遊ぶ年長組と様々な道具への憧れを持ちながら、またいつかここで新しい迫力のある遊びのが生まれるでしょう。

 

 

 

 

雨、水たまり、モノとの相互作用

先週のお話しです。

11月11日(月)の夜から朝にかけて、雨が沢山ふりました。

そのおかげで園庭はご覧の通り水たまりが沢山できました。

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 次の日11月には、

天気はとても良く、暖かい日でしたので、いつも通り園庭開放をしました。

 

水たまりがとても多かったので園庭担当の先生がビールケースを置いて橋を作っていきました。

とても長い橋ですね。この長い橋子ども達が渡っているうちに面白くなるようにビールケースの位置を変えていったそうです。 

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ちょっとビールケースをずらして飛び石状にする。

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自分でビールケースを移動させて新しいコースを作る。

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水たまりが沢山できたために作ったビールケースの橋ですが、遊びがさらに面白くなるように自分で状況を変化させて面白くしていきます。

 

 

 

またこのようなタイヤと板で作った遊具は最初タイヤがグラグラと揺れるのを楽しんでいましたが、

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後で見ると、子ども達でこのようにタイヤの上に新たに板を乗せていました。

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このことについて園庭担当の保育者がこのように記録していました。

「タイヤのグラグラ感が楽しいかと思ってタイヤのままにしていたら

いつの間にか木の板が置かれていました。

今日の子ども達には水に濡れない安心感が必要なようでした。」と、、

 

 このように子どもは遊びを面白くするために難しくしていくだけでなく、自分たちが楽しめるように難易度を変えていくこともします。

 

 

この子はどれ位水たまりが深くなっているか確かめています。水の冷たさが心地よいのか、何度も何度も手を一番深いとことに入れていました。

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これらの遊びの発展には水たまりに対して子どもが主体的に遊び出せる環境を整えた保育者、そして環境に働きかけさらに自分たちで遊びを作り替えていった子ども達との関係性が大事だったと思います。

これからも遊びが子どもの豊かな学びに広がるよう環境を工夫していきたいと思います。

 

実はもう一つこの水たまりでの遊びからとても面白く、学びのある遊びが展開されていました。それについてはまた後日ブログに載せたいと思います。