雨、水たまり、モノとの相互作用

先週のお話しです。

11月11日(月)の夜から朝にかけて、雨が沢山ふりました。

そのおかげで園庭はご覧の通り水たまりが沢山できました。

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 次の日11月には、

天気はとても良く、暖かい日でしたので、いつも通り園庭開放をしました。

 

水たまりがとても多かったので園庭担当の先生がビールケースを置いて橋を作っていきました。

とても長い橋ですね。この長い橋子ども達が渡っているうちに面白くなるようにビールケースの位置を変えていったそうです。 

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ちょっとビールケースをずらして飛び石状にする。

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自分でビールケースを移動させて新しいコースを作る。

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水たまりが沢山できたために作ったビールケースの橋ですが、遊びがさらに面白くなるように自分で状況を変化させて面白くしていきます。

 

 

 

またこのようなタイヤと板で作った遊具は最初タイヤがグラグラと揺れるのを楽しんでいましたが、

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後で見ると、子ども達でこのようにタイヤの上に新たに板を乗せていました。

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このことについて園庭担当の保育者がこのように記録していました。

「タイヤのグラグラ感が楽しいかと思ってタイヤのままにしていたら

いつの間にか木の板が置かれていました。

今日の子ども達には水に濡れない安心感が必要なようでした。」と、、

 

 このように子どもは遊びを面白くするために難しくしていくだけでなく、自分たちが楽しめるように難易度を変えていくこともします。

 

 

この子はどれ位水たまりが深くなっているか確かめています。水の冷たさが心地よいのか、何度も何度も手を一番深いとことに入れていました。

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これらの遊びの発展には水たまりに対して子どもが主体的に遊び出せる環境を整えた保育者、そして環境に働きかけさらに自分たちで遊びを作り替えていった子ども達との関係性が大事だったと思います。

これからも遊びが子どもの豊かな学びに広がるよう環境を工夫していきたいと思います。

 

実はもう一つこの水たまりでの遊びからとても面白く、学びのある遊びが展開されていました。それについてはまた後日ブログに載せたいと思います。