アトリエ活動〜お話ができるまでの過程を楽しんで〜

12月4日(火)にすいとぴー組がアトリエでコラージュ活動をしました。

 

窓の切り込みを入れた紙ともう一枚の紙を張り合わせたものを一人1セットずつ配ります。「切り込みを開くと窓みたいになるし、白い紙をめくるとお部屋が出てくるよ」と説明しながら「どんなお部屋にしようか」と問いかけ皆が考えていきます。

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窓から「こんにちは〜♡」

 

まずは自分の好きな折り紙を1枚選んでちぎったり、切ったりして貼っていきます。

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このように窓として開けて組み合わせたり、白い画用紙をめくってお部屋全体に貼ったりしていました。

一人の子どもが折り紙を持って「お化けだよー」と言いながらひらひらさせていました。

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隣にいる子どもも楽しそうに見ていました。

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その子も「お化けだよ〜」といって今度は二人で紙をひらひらさせていました。そこから「お化け屋敷にしよう!」といって折り紙を切ってペタペタと貼っていきました。

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相互に行為を真似したりしながら二人で世界を作って表現していくこと。それは社会的な繋がりを感じる素晴らしい事です。

 

折り紙の他にもマスキングテープや毛糸を貼ったり、シールを貼ったりして自分のイメージを表現していました。

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次はこの毛糸を使ってみようかな」
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「ガオ〜、僕は恐竜を作ったよ!!」

 

 

最初に登場した男の子が作っていたものを覗いてみると、、、面白い表現が現れていました。蛇の家族を作ったそうで、窓を開けると色とりどりで楽しそうな様子になっていました。手でちぎった水色の大きい折り紙はお母さん蛇、そしてそのすぐ横にある小さい折り紙はボールだそうです。窓の中を覗くとそれだけですが、お家の中を開いてみると、、、

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今度は細長い折り紙が見えます。これが赤ちゃんだそうです。

「お母さん蛇と赤ちゃん蛇で遊んでいるんだよ。」「ボールを投げてるの」「お父さんとお兄ちゃんはお勉強とお仕事に出かけているんだよ」とストーリや設定をお話してくれました。

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最初に「お化け屋敷」を作っていた子達はお化け屋敷動物園になっていました。

一つ一つちぎったり、切ったりするものに対して子どもたちが意味付けながら貼っていました。そこから色々なお話が始まっていく姿が印象的でした。